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「経済産業行政論」最終報告会

先日は、学内のイベントとして、経済産業行政論演習の最終報告会なるものの見学に行ってきました。

本日のラインナップはこちら。

12:30~16:10
内容 「地域活性化」「食糧安保」「自殺者対策」「ワーク・ライフ・バランス」「安全・安心・まちづくり」「うつと貧困」

でした。

どのグループも実際にメンバーが実践することで、
現実の何かを変えているor動かしており、メンバーの達成感たるものは素晴らしく、
社会にインパクトを与えているものであると思いました。

以下、各グループの発表に関して感想を述べていきたいと思います。



それでは、各グループについて思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。
把握できなかった内容は想像して書くので、誤りがあったときは訂正記事を書きます。

①「地域活性化」グループ
①のグループに関しては開始時刻に遅刻してしまったので、聞き逃してしまいました。。。
残念。

②「安全・安心・まちづくり」グループ
このグループは「安全」を「地域の防犯活動」と捉え、
地域における防犯意識を高めることで「安心」につなげていくと考えたみたいです。
そのための活動として、地域の防犯活動に関係している様々な主体に聞き取り調査に行き情報を集めてきたということでした。
注目したトピックとしては、
駅前にある違法駐輪の分布調査
落書き
違法なビラ
といった、重大犯罪ではない、相対的に軽微な違法行為に注目し、「割れ窓理論」につなげていくという展開を採用したみたいです。
そして、
「自分たちが関わった人々の防犯意識が高める」ことを目標としていた(?)と理解しました。

すごいと思ったこと
自分たちで実際に落書き消しの作業をし、ビラはがしの作業の手伝いをするというのはなかなかにできることではないと思いました。その行動力はすごい。
もう一つすごいと思ったことは、それらを楽しんで行っていたということです。
何事も楽しんでやるというのは重要なことであると思います。楽しんでやれば与えられたノルマ(今回の場合は単位取得か)以上の何かをつかむことが可能だからです。

疑問点
実際の行動と上段の問題意識とのつながりが見えませんでした。
地域の防犯意識の向上を達成するには地域住民といかに関わるかということが重要かなと思ったもので。
彼らの活動は体感治安を高めることにつながり、結果地域の安心感が増すという効果に近いのではないかと思います。
ただ、体感治安を高めるということ(外的要因)と、地域の防犯意識の向上(内的要因)を車の両輪と捉え、報告では前者について報告した、ということなのかと理解することも可能でしたので一概には言えませんが。
そして、後者については、2月上旬に地域防犯に関するミーティングを関係団体を巻き込んで開催するということですので、結果が期待されるところです。

③「自殺者対策」グループ
このグループは、東北大学における自殺者をゼロにするということを念頭に置き活動をしてきました。
具体的には東北大学の教育担当理事に掛け合い
①片平キャンパスへの学生相談所の設置
②広報による普及啓発
の2点に注目したようです。
前者についてはグループの力の及ばない領域であるとの判断か(?)、
主に②に関しての活動に注力したとのことでした。

すごいと思ったこと
キャンペーンをグループで企画し、それを現在実行しているということ。
ちなみにキャンペーンについて告知しておきます。

・実施内容
心の診断表、相談機関の連絡先が明記してあるカードの配布

・実施期間
2008年1月22日~2月4日

・実施場所
東北大学全キャンパスの生協食堂メイン店舗



興味を持って見てください。
上記の活動に加えて自殺対策リボンという活動に注目したみたいです。
そういった活動があるということをP@ShiMoも全然知りませんでした。。。
自殺対策リボン活動の詳細については、こちらの公式HPを参照してみてください。既存の取組とタイアップして
自分たちの力でできること以上の大きなことを実現したというのは素晴らしいことだと思いました。

疑問点
「自殺」という段階に至るプロセスが不明確かなと思いました。
そのため、普通に普及啓発をするとこで本当に東北大学の自殺者はゼロになるのか。
その前に東北大学の自殺者数はどのくらいいるのか?
この数字が提示されていないことにはいまいちリアリティがないかな~と思いました。
ですが、未確認の情報によると2000年の短大・大学生の自殺者数は300人前後であるということらしいです。
片平キャンパスに注目したということですが、その根拠が薄弱かなと思いました。片平の自殺者が圧倒的に多いという現状でもあればまた別ですが・・・

④「うつと貧困」グループ
うつ病に罹患するということを社会構造上発生する問題であると理解し、
そのアプローチとしてうつ病に罹患する前段階の方を対象にストレス発散の手法を実践するというものです。

すごいと思ったこと
企業のためのスポーツ大会~うつ病予防としての運動~」というイベントを企画し、細部に至るまで企画ができていること。
企画課題
企画構想
企画の狙いと効果
企画実施の詳細
作業スケジュール
予算概要
検討事項
としっかりとして企画書が出来上がっていました。
大学院でも細部に至るまでの施策の立案を求められていますが、これほどまで細部に至るまで組まれているものは見たことがありません。
特にP@ShiMoの目を引いたのは、「中止判断」という項目。なかなか自分たちが企画した計画を中止するという事態は想定し難いものであると思いました。

大会に関する公式HPはこちら

疑問点
疑問点というか、グループも認識している課題として、自分たちが実施した企画のノウハウなどをどこに引き継いでいってもらうか、もしくはどこに売り込みに行くのか、もしくは自分で関係主体に就職するかなど今後にどう活かしていくかという点です。
まあ、学生の間だけということであれば、どうフェードアウトしていくかということだと思います。
共催の欄に関係主体の姿勢が列挙されていましたが、どこが最重要アクターなのか。。。

⑤「The 39%!」グループ
このグループは、食糧安全保障問題について取り組んでいます。
彼らの言葉を借りるならば、「長期的には食糧自給率の上昇に取り組みながら、海外からの安定的な食糧輸入ルートの確保に努め、食糧輸入がストップした際のリスク分析を行った上で両者のバランスを取ることが大切」という認識に立ちつつ、食糧自給率の低下に注目した取り組みをしてきました。
食糧自給率の低下の原因として大きく4つを提示しています。
・国民の食の多様化
・国内の農地の制約
・海外への食糧依存
・問題意識の欠如
これらが相互に関係しているという理解です。

すごいと思ったこと
大学生協とマスコミを巻き込んで、これまで社会に潜んでいた意識を喚起したということでしょうか。
特にメディアをうまく味方につけて波状攻撃をしかけたことは称賛されるべきことではないでしょうか。
国民的な議論が活発になることで「食糧安全保障」についてのコンセンサスが形成されるのと思います。
大学院のワークショップではメディアをうまく味方につけるということはこれまでしてこなかったと思いますので、それがワークショップに必要かどうかはわかりませんが、非常に先進的であると思いました。
正直、この分野の話に関しては理解が到底及ばないものであったので不勉強を痛感してしまいました。

疑問に思ったこと
提示されたロジックツリーの妥当性と、自給率の上昇が人々の生活にもたらすメリット同提示するかという2点について疑問をもちました。
これらは単なる自身の不勉強の産物かもしれませんが…
特に自給率の上昇が人々にどうメリットをもたらすのかという点は重要だと思います。
「危うい食の事情」「食文化の継承の不確実さ」…
なるほど様々な問題があるみたいです。
それで我々はどういうアクションに移ればいいのか…
家庭料理の食材を一品、国産の食品に替えるというのをアクションプランとして提示していましたが、P@ShiMoは外食がおもです(泣)。お恥ずかしい。
すると国産食品を多用しているお店に行くのか。
でもそういうお店は高いです。。。
お金ないです。。。
結果、安いところに行くしかないです。。。
うーん…

⑥「ワークライフバランス」グループ
このグループは、現代日本の働き方を今一度見直すべきである(?)という問題意識の下、ワークライフバランスの適正化(?)を各個人個人が考えて行動すべきであるという主張をしていたみたいです。(かなり想像したので違うかもしれません)

すごいと思ったこと
ターゲットを未だ働きマンになっていない就職活動生に絞り、彼らのスタンスをアンケート調査で把握するということをしました。
今の学生がどういうことを考えているのかを知り、その上で「ワークライフバランス」の市場価値とでもいうものか、就職活動市場の価値を顕在化することで、企業のスタンスを変えていくというアプローチを念頭に置きつつ、学生のスタンスを誘導していこうという試みでしょうか(?
)。

疑問に思ったこと
せっかく集計したデータを今後どう活かしていくのかという点が注目されるところです。
何を達成したいのか…という点唯一にして、最大の疑問だっったかな…。


と、まあ、自分の反芻を兼ねて、駄文をつらつらと書いてみました。
自分が学部生の頃には及びもつかないような活動がなされており、本当にすごいと思いました。
以上を取りまとめた指摘は友人のブログである「まちづくりぷらす」に掲載されていますのでご覧ください。大変参考になることと思います!!記事はこちら

Comment

さすがですね!

しっかりとなりでメモしていただけあって、
ちゃんと各発表についての講評が行われていますね。
わかおは途中理解できないところが多かったので、
講評は控えておきました。
彼らの取り組みが継続するような仕組みができるといいですね。

いえいえ…

to わかおさん
いえいえ、がんばって聞いていました。寒かったので、より頭がクリアになっていたのかもしれません(笑)。
しかし、わかおさんの講評にもあったとおり、行動している自分たちに満足してしまっているという部分はあるのかもしれませんね。
最終報告書をまとめるときにはぜひ振り返りを行い、示唆を示してもらえたらと思います。

さすがですね2

shimoさんは当日のコメントも的確だと思いましたが、ここでのコメントはさらに全体にわたってさすがですね。 評価すべき良いところをきちんと評価したうえで問題点を的確に落ち着いて指摘していて・・・。
おっしゃるようにどのチームも(佐分利先生の指導下にふさわしく)現実に社会を変えるための実際の取組を進めているところがすばらしいと思いました。
しかし、たとえば東北大における自殺者数の例を挙げておられるように、事実の把握、問題点の分析、解決のために必要となる事項の分析、といったところに少々ないし大いに不足がある点もあったようにも思いました。
 それでも実行するないようそのものが少しでも社会を良くすることなのであれば(そのことは確保しないと善意で悪いことをしてしまいますから)それ自体すばらしいことだと思います。大学のゼミとしては、科学的論理的な整理は必須だと思いますが。
 私も二つ目から聴いたのですが、面白くて最後まで聞いてしまいました。

いえいえ2

to mkさん
お寒い中ご苦労様でした。
いえいえ、僕の質問はそのまま自分のリサーチペーパーに対する質問でもあるんです(泣)。
自分もまだまだなのですが、その点を棚に上げて、質問するだけしてしまいました(焦)。
これから、公務員を目指される学生も多いことでしょうから、ぜひそれぞれのトピックに行政がどう関わるべきかということをプロジェクトが終了してからも再考してもらえたらなーと思います。
Secre

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P@ShiMo

Author:P@ShiMo
平成18年度東北大学公共政策大学院に入学し、「公共政策ワークショップB」において「制度融資の創業支援機能の強化」という研究テーマで最終報告いたしました。このブログ上では「公」からエンターテイメントまで幅広く自分なりに考えていきたいと思います。特に「情報通信」という未知の領域とどう向き合っていくか、多面的に挑戦中です。なんとか就職先も決定し、現在は、「公共政策ワークショップ?」において「地域情報化」について調査中です。思考段階のものを記事にしてしまうので理解に苦しむ点も多いと思いますが、よろしくお願いします。最近は違うブログサービスに移転しようと考えていましたがあえなく断念。やはりFC2のサービスがなじんでいますし、ようやく使いこなせてきました。でも、アメブロなんかはSNSのような機能がブログに取り入れられていてなかなか面白そうでしたよ☆

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